3.セットアップ
Job Arranger Managerセットアップ
Welcome画面
ブラウザーでJob Arranger ManagerのURLを開きます。
Job Arranger Managerのセットアップ画面が表示されます。
前提条件の確認
すべての要件が満たされていることを確認してください。
データベース接続を構成する
データベースに接続するため、詳細を入力してください。
Zabbixデータベースとジョブアレンジャーのテーブルを事前に作成する必要があります。
データベースポート番号が「0」に設定されている場合、システムは選択されたデータベースのデフォルトポートを使用します。 (初期値は「0」です。)
例:
Zabbix接続を構成する
Zabbix接続用のZabbix URLを入力してください。
Job Arranger Managerから、Zabbix WebにアクセスするルートURLを入力します。
Zabbix URLでHTTPSプロトコルを使用する場合、SSL証明書は公的に信頼されたSSL証明書である必要があります。そうではない場合、Zabbix接続でのSSL検証を無効にするため、「SSL検証を無効にする」チェックボックスをオンにしてください。
例:Job Arranger Managerから、Zabbix WebにアクセスするルートURLを入力します。
ログの場所を構成する
ログの場所を入力してください。
Red HatベースのOS
-ログファイルのディレクトリが755権限&Apache所有者で作成する必要があります。
Debian and Ubuntu
-ログファイルのディレクトリが755権限&www-data所有者でする必要があります。
例:
/var/log/jobarranger 以下に jobmanagerディレクトリを事前に作成します。(HTTPDプロセスからアクセスできる権限を付与してください)
| Red Hat based OS drwxr-xr-x 2 apache apache 6 Nov 15 17:00 jobmanager |
| Debian and ubuntu drwxr-xr-x 2 www-data www-data 6 Nov 15 17:00 jobmanager |
jobarg_manager.logはJobManagerのログ出力時に日付つきで以下のように作成される。
| Red Hat based OS -rw-r--r-- 1 apache apache 9782 Nov 8 18:54 jobarg_manager-2022-11-08.log -rw-r--r-- 1 apache apache 801 Nov 9 18:55 jobarg_manager-2022-11-09.log -rw-r--r-- 1 apache apache 2708164 Nov 10 20:00 jobarg_manager-2022-11-10.log |
| Debian and ubuntu -rw-r--r-- 1 www-data www-data 9782 Nov 8 18:54 jobarg_manager-2022-11-08.log -rw-r--r-- 1 www-data www-data 801 Nov 9 18:55 jobarg_manager-2022-11-09.log -rw-r--r-- 1 www-data www-data 2708164 Nov 10 20:00 jobarg_manager-2022-11-10.log |
サマリー
設定のサマリーを確認してください。
Job Arranger Managerセットアップ終了
インストールを終了します。Job Arranger Managerの構成ファイルが/etc/jobarranger/webフォルダの下にjam-config.phpとして作成されます。
青くなったDoneボタンをクリックすると、次のページのJobArrangerのログイン画面に遷移します。
Zabbixログイン画面表示
Job Arranger Managerのユーザーインターフェースが完成しました。Zabbixアカウントでログインできます。
Job Arranger Managerの構成ファイルパラメータリスト
/etc/jobarranger/web/jam-config.php
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| DATA_SOURCE_NAME | Zabbix およびJob ArrangerのDatabaseタイプを設定します。 mysql –mysql,mariadbデータベースに接続します。 pgsql – postgresデータベースに接続します。 |
| DB_HOST | Zabbixデータベースのホスト名を設定します。 |
| DB_PORT | Zabbixデータベースに接続するポート番号の名前を設定します。 |
| DB_NAME | Zabbixデータベースのデータベース名を設定します。 |
| DB_USER | Zabbixデータベースに接続するユーザー名を設定します。 |
| DB_PASS | Zabbixデータベースに接続するユーザー名のパスワードを設定します。 |
| DB_ENCRYPTION |
Zabbixデータベース接続に使用する TLS モードを指定します。
|
| DB_CA_FILE | Zabbixデータベース・サーバーの証明書を TLS/SSL 暗号化の検証に使用する CA (認証局) 証明書のパスを指定します。 DB_CA_FILE 設定: CA ファイルは TLS/SSL 暗号化の検証に使用されます。 DB_CA_FILE 未設定: CA 証明書は使用されません。 |
| DB_CERT_FILE | ZabbixデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの証明書ファイルへのパス。 パスセット: クライアント証明書は TLS ハンドシェイクで使用されます。 パス未設定: クライアントは証明書で自身を認証しません。 |
| DB_KEY_FILE | ZabbixデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの秘密鍵ファイルへのパス。 パスセット: 秘密鍵はクライアント証明書とともに使用されます。 パス未設定: クライアント認証は完了しません。 |
| DB_VERIFY_HOST | Zabbixデータベースのホスト検証をアクティブにするために使用されます。MySQLでは無効。
|
| DB_CIPHER_LIST | ZabbixデータベースのTLS 接続で許可される暗号のリストを指定します。 リスト設定: 指定された暗号のみ使用されます。 リスト未設定: デフォルトの暗号が使用されます。 |
| JA_DB_HOST | Job Arrangerデータベースのホスト名を設定します。 |
| JA_DB_NAME | Job Arrangerデータベースのデータベース名を設定します。 |
| JA_DB_PORT | Job Arrangerデータベースに接続するポート番号の名前を設定します。 |
| JA_DB_USER | Job Arrangerデータベースに接続するユーザー名を設定します。 |
| JA_DB_PASS | Job Arrangerデータベースに接続するユーザー名のパスワードを設定します。 |
| JA_DB_ENCRYPTION |
Job Arrangerデータベース接続に使用する TLS モードを指定します。
|
| JA_DB_CA_FILE | Job Arrangerデータベース・サーバーの証明書を TLS/SSL 暗号化の検証に使用する CA (認証局) 証明書のパスを指定します。 DB_CA_FILE 設定: CA ファイルは TLS/SSL 暗号化の検証に使用されます。 DB_CA_FILE 未設定: CA 証明書は使用されません。 |
| JA_DB_CERT_FILE | Job ArrangerデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの証明書ファイルへのパス。 パスセット: クライアント証明書は TLS ハンドシェイクで使用されます。 パス未設定: クライアントは証明書で自身を認証しません。 |
| JA_DB_KEY_FILE | Job ArrangerデータベースのTLS ハンドシェイクで使用されるクライアントの秘密鍵ファイルへのパス。 パスセット: 秘密鍵はクライアント証明書とともに使用されます。 パス未設定: クライアント認証は完了しません。 |
| JA_DB_VERIFY_HOST | Job Arrangerデータベースのホスト検証をアクティブにするために使用されます。MySQLでは無効。 |
| JA_DB_CIPHER_LIST | Job ArrangerデータベースのTLS 接続で許可される暗号のリストを指定します。 リスト設定: 指定された暗号のみ使用されます。 リスト未設定: デフォルトの暗号が使用されます。 |
| ZBX_API_ROOT | Job Arranger ManagerからZabbix APIへ接続するZabbix URLを設定します。 NAT環境では、PCから接続するURLとJob Arranger Managerから接続するURLが異なりますので注意が必要です。 |
| ZBX_REDIRECT_URL | リダイレクト先となるZabbixの ログインURL を設定します。 |
| SSL_Verification |
HTTPSプロトコルを使用する場合、Job Arranger ManagerとZabbix API間のSSL検証を指定します。
|
| APPLICATION_LOG_PATH | サーバーログファイルの格納先・ファイル名を設定します。 |
| APPLICATION_LOG_LEVEL | デバッグ出力レベルを設定します。 INFO – デフォルト ERROR – エラー情報 DEBUG – デバッグ情報(多くの情報が出力されます。) |
| CONFIG_CREATION_PERMISSION |
Job Arranger Managerの構成設定画面の権限を設定します。
|
| ZBX_REDIRECT_URL | Zabbix Webへ戻るときのURLを設定します。 PCから、Zabbix Webへ接続するURLを設定します。 |
jam-cleanupサービス
Job Arranger Managerのセットアップが完了しましたら、jam-cleanupサービスを開始してください。
systemctl enable jam-cleanup.service systemctl start jam-cleanup.service
※jam-cleanupサービスはJob Arranger Managerのインストールで作成されるサービスで、各種オブジェクトのロック(オブジェクト編集時の排他制御用ロックデータ)で使用されずに一定期間経過したものを定期的に削除します。
オブジェクトのロックは、Job Arranger Managerの画面から手動削除も可能ですが、jam-cleanupサービスの実行により手動削除の必要が無くなります。
(詳細は操作マニュアル参照)