Job Arranger コンセプト/ライセンス

コンセプト

Job Arranger for Zabbixは、Zabbixと同様に非常に軽量で動作し、フルオープンソースで提供されています。この拡張機能は、Zabbixモニタリングシステムに対してジョブ管理の機能を追加することで、タスクの自動化と効率化を実現します。

軽量かつ高効率な動作

Job Arranger for Zabbixは、最適化された設計により非常に軽量かつ高効率な動作を実現しています。このため、システムの負荷を最小限に抑えながら、タスクのスケジューリングや実行をスムーズに行うことができます。

透明なオブジェクトの相関関係

Job Arranger for Zabbixは、各ジョブやタスクの相関関係をわかりやすく表示します。ジョブ間の依存関係や順序、実行条件などを明確に把握することができるため、タスクの管理とトラブルシューティングが容易になります。

再利用可能なライブラリと柔軟な設定

Job Arranger for Zabbixは、ライブラリの概念を導入しています。ジョブやタスクの設定をライブラリとして登録し、共有・再利用することができます。これにより、同じ設定を複数のジョブで利用したり、簡単にテンプレートを作成したりすることができます。また、柔軟な設定オプションを提供することで、様々なタスクの要件に対応することができます。

直感的なフローチャートと変数の利用

Job Arranger for Zabbixは、System Engineerにとって直感的に理解しやすいフローチャート形式でジョブを管理します。フローチャート上でジョブのフローと依存関係を視覚的に確認できるため、タスクの流れを把握しやすくなります。また、シェルスクリプトと同様に変数を利用することができ、変数の値を操作したり判断したりすることで、複雑な機能を実現することができます。

統合監視ツールとの連携

Job Arranger for Zabbixは、統合監視ツールであるZabbixとのシームレスな連携を実現します。ZabbixにAdd-Onする形式で開発されており、Zabbixの機能を補完しながらジョブ管理機能を提供します。これにより、既存のZabbix環境を最大限に活用しながら、タスクの自動化と運用管理の効率化を実現することができます。

外部からのジョブ管理

Job Arranger for Zabbixでは、外部からのジョブ管理を可能にするインターフェースを提供しています。これにより、他のアプリケーションやツールとの連携が容易になります。外部からジョブの作成やスケジューリング、実行のトリガーなどを操作することができるため、柔軟なジョブ管理が可能です。

Zabbixという軽量で優れたオープンソースで統合監視を実現した次の目標は、ジョブ管理機能の実現です。
しかし、有名な商用のジョブ管理ソフトウェアは、どうしても高価になります。 その分、機能も豊富でプログラミングの経験が無くても扱えるようになっていたり、ITIL準拠で構成管理、変更管理等との連携、バックアップソフトウェアとの連携など非常に多機能な製品もあります。
Job Arranger for Zabbixは「もっと手軽に、導入したZabbixを有効に活用して、ジョブ管理機能を実現する！」を基本コンセプトに開発しています。

ライセンス

Job Arranger for Zabbixのプログラムおよびソースコードは、GNU General Public License(GPL) version 2を採用しています。
Job Arranger Server , Job Arranger Agent(Version 6.2.x,7.2以降)は、BSD Licensed,MIT Licensed,Apache License 2.0のライブラリを利用しています。
Job Arranger Manager(Version 6.1.x以降)は、BSD Licensed,MIT Licensed,Apache License 2.0のライブラリを利用しています。
Job Arranger Manager(Version 6.0.xまで)は、MIT Licensed,Apache License 2.0,GNU General Public License(GPL) version 2のライブラリを利用しています。

GPLの全文はhttp://www.gnu.org/licenses/を参照してください。
Apache Licenseの全文は、http://www.apache.org/licenses/を参照してください。
MIT Licensedの全文は、https://opensource.org/license/mit/を参照してください。
BSD Licensedの全文は、https://opensource.org/license/bsd-2-clause/およびhttps://opensource.org/license/bsd-3-clause/ を参照してください。
Go言語 Licensedの全文は、https://github.com/golang/go/blob/master/LICENSEを参照してください。