マニュアル

13.ファイル転送アイコン

filetransferファイル転送アイコンは対象ファイルをホスト間で転送させることが出来ます。転送可能な最大ファイルサイズは1ファイル2GBまでとなります。
なお、ファイル名にASCII文字以外(日本語など)を使用した場合、異なるOS間(Linux⇔Windowsなど)でのファイル転送は行えません。(実行時にエラーとなります)
ファイル転送アイコン設定では転送元のホストとファイル情報、および転送先のホストとディレクトリを登録します。

バージョン6.1.0以降、新しいファイルフィルター機能が追加されました。

  1. ソースファイル名を指定せず、ソースディレクトリと宛先ディレクトリのみを指定する場合、ソースディレクトリのすべてのファイルが宛先ディレクトリに移動されます。
  2. ソースディレクトリとソースファイル名の両方を指定した場合、ソースディレクトリ内の同じ名前のすべてのファイルが宛先ディレクトリに移動されます。
  3. ファイル名の代わりに正規表現を指定すると、ファイルフィルターシステムは入力パターンに基づいてファイルをフィルタリングします。
注: このプロセスでは、指定されたディレクトリ内のファイルのみがコピーされて、サブディレクトリはコピーされません。

ファイル転送アイコンの設定

1.選択したファイル転送アイコンのコンテキストメニューより「設定」を選択します。
2.ファイル転送アイコンの設定ダイアログが表示されます。
ファイル転送アイコンの設定
3.各項目を入力します。

項目名 形式 説明
ジョブID テキストボックス ・ジョブを識別するIDを半角英数字、ハイフン(-)、アンダーバー(_)で指定
・初期値「識別子(FCOPY-)+連番」
・重複登録不可
・半角32文字まで入力可能
ジョブ名 テキストボックス ・ジョブの名称を指定
・ひらがな、全角カタカナ、半角カタカナ、全角英数字、半角英数字、記号が使用可能
・全角21文字、半角64文字まで入力可能
・省略可能
転送元ホスト リストボックス
テキストボックス
・転送元となるファイルが存在するホスト(サーバ)を指定
・「ホスト名」と「変数」の同時指定不可
・「ホスト名」は、ZABBIXに登録済みのホストを選択
・「変数名」は、ホスト名が格納されたジョブコントローラ変数を指定
・ASCII文字のみ使用可能
・半角128文字まで入力可能
転送元ファイル情報 テキストボックス ・転送元になるファイル情報を指定
・「ディレクトリ」は、転送元のファイルが存在するディレクトリ(フォルダ)をフルパスで指定
・「ファイル名」は、転送対象となるファイル名を指定
・ファイル名には以下のワイルドカードが利用可能
・「*」任意の文字列
・「?」任意の一文字
・全角カタカナ、半角カタカナ、全角英数字、半角英数字、記号が使用可能
・半角1024文字まで入力可能
※転送元情報と転送先情報に同一ホストの同じディレクトリを指定すると実行時にエラーとなります。
転送先ホスト リストボックス
テキストボックス
・転送先となるファイルが存在するホスト(サーバ)を指定
・「ホスト名」と「変数」の同時指定不可
・「ホスト名」は、ZABBIXに登録済みのホストを選択
・「変数名」は、ホスト名が格納されたジョブコントローラ変数を指定
・ASCII文字のみ使用可能
・半角128文字まで入力可能
転送先ディレクトリ情報 テキストボックス
チェックボックス
・ファイルの転送先ディレクトリと上書き許可を指定
※転送先に同一ファイル名が一つでも存在する場合、エラーとなります。ファイルの上書きを許可する場合は「上書きを許可する」をチェックします。
※上書きが許可されていない場合、同一ファイル名のファイルが存在した場合はエラーになりますが、複数のファイルが転送対象となっている場合は、同一ファイル名を検出した時点でエラーとなるため、すでに転送が完了したファイルは転送済みの状態となります。
・全角カタカナ、半角カタカナ、全角英数字、半角英数字、記号が使用可能
・半角1024文字まで入力可能
強制実行 テキストボックス
チェックボックス
・ホストが無効の場合でも処理を実行
・ホストが無効で、このオプションが無効の場合は、エラーが発生

Job Arranger マニュアル