マニュアル

3.jobarg_get

ジョブネットのステータスを取得できる機能を実現するコマンドは「jobarg_get」です。
Job Arrangerのインストール時にはJob Serverの「/usr/local/bin」配下に配置されます。
Job Server以外で利用したい場合はコマンドを目的のノードに移動させてから利用してください。
(本コマンドはLinux版Job Arrangerのrpmパッケージに含まれています。
)

コマンドインターフェース

jobarg_get [-hV] -z <hostname or IP> [-p <port>] -U <username> -P <password> -r <registry number>[-e]

オプション一覧

オプション名説明
-z hostname or IP Job ServerのIPアドレスかホスト名を指定
-p port
省略可能
Job Serverのポート番号を指定
デフォルトのポート番号は10061
-U username Job Serverにログイン(ジョブネットを起動)するユーザ名を指定
-P password ユーザのパスワードを指定
-r registory number ステータスを確認したいジョブネットの管理IDを指定
この値は、jobarg_execの実行結果に出力
-e 取得したジョブネット情報の各値をexportコマンドによる環境変数形式で出力
このオプションにより出力された内容をファイルに出力し、sourceコマンドにより展開することで、 他のシェルやアプリケーションでジョブネット情報を利用することが可能
※変数名については下記表「出力内容」の変数名カラムをご参照ください。
-h コマンドヘルプ
-V バージョン情報
*1 : "-e"オプションを指定された場合の変数名

戻り値一覧

項目名変数名 *1説明
JobnetidJA_JOBNETIDジョブネットID
jobnetnameJA_JOBNETNAMEジョブネット名
Time of a scheduleJA_SCHEDULEDTIME実行予定時刻(スケジュール起動時刻)(YYYYMMDDHHMM)
Time of a startJA_STARTTIME実行起動時刻(YYYYMMDDHHMMSS)
Time of a endJA_ENDTIME実行終了時刻(YYYYMMDDHHMMSS)
The run type of a jobnetJA_JOBNETRUNTYPEジョブネットの実行タイプ
 NORMAL :通常(スケジュール起動)
 IMMEDIATE :即時実行
 WAIT :保留実行
 TIME :時刻実行
Status of a jobnetJA_JOBNETSTATUSジョブネットの稼働状態
 BEGIN :未実行
 READY :実行準備
 RUN :実行中
 END :正常終了
 RUNERR :実行エラー
 ENDERR :異常終了
 ABORT :強制停止
Status of a jobJA_JOBSTATUSジョブの稼働状態
 NORMAL :通常
 TIMEOUT :タイムアウト発生
 ERROR :異常発生
Last job return valueJA_LASTEXITCD最後に実行されたアイコンの戻り値(終了アイコンを除く)
Last job standard outputJA_LASTSTDOUT最後に実行されたアイコンの戻り値(終了アイコンを除く)
Last job standard errorJA_LASTSTDERR最後に実行されたアイコンの標準エラーの内容(終了アイコンを除く)

戻り値一覧

ステータス戻り値
ジョブネット状態 (未実行/実行待ち)0(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態 (実行準備)1(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態 (実行中)2(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行中:ジョブタイムアウト発生)21(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態
(実行中:ジョブエラー発生)22(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態(正常終了)3(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態(実行エラー)4(標準出力に取得結果を表示)
ジョブネット状態(異常終了)5(標準出力に取得結果を表示)
確認失敗255(標準エラー出力にエラー理由を表示)

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